心臓血管の病気の多くは生活習慣病と深く関わっており、心臓や血管の病気だけを治療するのではなく、基礎疾患を同時に治療することが重要になります。その為、動脈硬化を予防する為に生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病、高尿酸血症、睡眠時無呼吸症候群)への積極的介入を行い、より質の高い医療を提供できるように診療にあたっています。
循環器科で診察する主な疾患
狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈、心臓弁膜症、心筋症など
大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、肺塞栓症、下肢静脈血栓症など
当院で可能な検査
当院では、12誘導心電図検査・脈波検査、24時間ホルター心電図検査、心臓超音波検査、CT、睡眠時無呼吸検査等の検査が可能です。心臓カテーテル検査、経皮的冠動脈形成術(ステント留置術)、下肢動脈・腎動脈などの血管形成術などの手術は、血管造影室を備えている施設にて検査や治療を行います。また、不整脈に対するペースメーカー植え込み術、カテーテルアブレーション治療などが必要な場合は専門医が在籍する施設へ御紹介いたします。
動脈硬化について
動脈硬化とは、血液中のコレステロールが血管壁に蓄積された状態で、気付かないうちに進行し命に関わる心疾患や脳疾患などを引き起こすリスクを高めてしまいます。動脈硬化を予防するには、高血圧や脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病が原因であることから、これらの疾患を予防・治療することが重要です。当院では、血管年齢検査で動脈硬化の程度を検査し生活習慣病の治療と管理に努めています。
血管年齢検査とは
血圧、動脈硬化指標、下肢の血管の閉塞の有無を調べることができます。
【CAVI】
大動脈を含む心臓から足首までの動脈の硬さを反映する指標で、動脈硬化が進行するほど高い値となります。大動脈の進展性の低下は心疾患の発症や予後を規定する因子となることが知られており、早期診断と管理に役立ちます。
【ABI】
下肢動脈の狭窄・閉塞を評価する指標です。末梢動脈疾患があると、心血管疾患や脳血管疾患など他臓器障害との合併が多く見られることからも、早期発見が重要です。
| 血圧 |
心血管病予防の為には、収縮期血圧130mmHg未満を目標とします。 |
| CAVI |
8未満 |
正常範囲 |
| 8~9 |
境界域 |
| 9以上 |
動脈硬化の疑い |
| ABI |
1.0以上が正常値です。0.9以下の場合は、閉塞性動脈疾患の可能性があります。 |